将来不安で眠れない夜のこと
引きこもってた時期、一番重かったのは、昼の無気力じゃなかった。
夜の、将来不安で眠れない時間だった。
30歳、40歳、親の死後
夜、電気消して布団に入ると、勝手に頭が走り出す。
- 自分は来年も引きこもってるのか
- 30歳になったら、どうするのか
- 40歳になって、まだ実家にいたら、どうするのか
- 親が死んだら、自分は何で食っていくのか
これが、眠る直前に、一気に押し寄せる。
昼に考えるより、夜に考える方が何倍も重くなる。布団の中って、不安を増幅する装置みたいなところがある。
眠れない。寝返り打つ。スマホ見る。スマホに逃げても、不安はバックグラウンドで動いてる。
気付いたら4時。朝になって寝落ちして、起きたら昼すぎ。生活リズム崩れる。さらに不安になる。ループ。
不安は、解決できないタイプの問題
昼の問題は、行動で解決できることが多い。
- お金がない → ポイ活始める
- 食料ない → コンビニ行く
- 暇 → ゲームする
でも、夜の不安は、基本的に「解決」できないタイプの問題。
- 10年後の自分がどうなってるか → 今分かるはずがない
- 親が死んだ後の生活 → 今の時点で完全には準備できない
- 自分に何ができるか → やってみないと分からない
「解決できない問題を、夜に一人で考える」ってのが、この時間の厄介さの正体。
解決できないから、考えても答えが出ない。答えが出ないから、延々と同じところを回る。
「準備してる」が、不安を弱める
自分にとって、この不安がちょっとだけ軽くなったのは、「何もしてない」から「少しだけ準備してる」に自分の状態が変わった時だった。
具体的には、ポイ活で月3000円ぐらい安定して入り始めた頃。
月3000円、将来の不安に対しては、ほとんど何の解決にもなってない。
でも、「毎月ゼロ円の人間」じゃなく「毎月3000円は自力で作れる人間」になったことが、夜の不安の量を、地味に減らした。
- 将来の準備として、月3000円は貯金に回せる
- 毎月の「自力で動かせる金」のスキルが、ゼロじゃない
- 最悪、この3000円の仕組みを少し大きくすれば、もうちょっとイケるかも
「何もしてない」から「少しだけしてる」への移動が、不安の総量をかなり下げる。
金額の問題じゃない。「準備してる状態」になったこと自体が、効く。
「考える」から「動かす」へ、時間の使い方を変える
もうひとつ効いたのは、不安を感じる時間帯に、何か小さい作業を入れること。
夜10時から12時ぐらいが、自分の場合、一番不安が来やすい時間帯だった。
そこで、ポイ活のアンケートを数本消化するようにした。
1問ずつ答えていくだけ。頭は使わない。でも、頭が「不安を巡回する」モードから、「作業を処理する」モードに切り替わる。
作業してる間だけ、不安のループが止まる。
10〜20分の作業で、30分ぐらい止まる。そうすると、寝られる確率が上がる。
これは、「気を紛らわせてる」だけだけど、その「気を紛らわす」が、夜の数時間を救う。
親の死後について、考えるのをやめた話
「親が死んだ後どうするか」は、長いこと自分の中で最大級の不安テーマだった。
ある時期、これについて考えるのを、意図的にやめた。
理由は、
- 今考えても、親はまだ生きてる
- 具体的な年数も、状況も、分からない
- 考えるほど、現実から乖離した最悪シナリオが作られる
- 結果、目の前の今の生活が崩れる
「今考えても、今の生活を壊すだけ」の問題は、考えるのを保留していい、と思うようになった。
これは楽観じゃなく、優先順位の問題。
今月生き延びる方が、親の死後を心配するより、先。
今月月3000円作る方が、10年後の年収を想像するより、先。
目の前を積むことで、遠くの不安は、結果的に小さくなる。
完全に消えないけど、今の生活を食い潰すレベルではなくなる。
不安が残ってても、眠れるようになった
今でも、夜の不安は時々来る。
完全に消えた訳じゃない。
でも、「眠れない夜」の頻度は、かなり減った。
理由を自分で分析すると、
- 毎月少しずつ稼げてる事実がある
- 「何もしてない自分」じゃない
- 準備の方向が、ぼんやり見えてる
- 考えても仕方ない問題は、保留にしている
この4つが揃うと、不安の波は来るけど、波の高さが低くなる。
波は止められない。でも、低くはできる。